米Facebookは9月29日(現地時間)、米Wall Street Journalが一連の記事で批判するソースとしているFacebookの内部調査資料を議会に提出したと発表し、一般にも公開した。
WSJは、Facebookが内部調査でInstagramが若者に悪影響を与えるという結果が出ていたにも関わらず、何も対策をしていなかったと批判しており、Facebookはこれに反論している。
この件については、米連邦議会上院の小委員会が30日に公聴会を開く予定で、委員会はFacebookに資料提出を求めていた。
Facebookの国際業務担当副社長、ニック・クレッグ氏は前日、この資料を近日中に公開すると語った。
資料は「調査の限界を理解している人のために作成されたもの」であり、そのままでは一般の人からの誤解を招く恐れがあるため、「各スライドに注釈を追加してより多くのコンテキストを提供」するとしている。
例えばWSJが問題にした「10代の女性の3人に1人がInstagramのせいで自分の体のイメージが悪くなった」というタイトルのスライドの注釈では、「このタイトルは近視眼的に解釈され」、バイアスを導入する恐れがあると説明している。
いずれにしても、これですべての資料を客観的に調べることが可能になった。2つのPDFは公式ブログのリンクから誰でも閲覧可能だ。
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