マコーマック氏は、シネマティックモードについて「iPhone 13シリーズでは、タッチパネルを数回タップするだけでラックフォーカス(Rack Focus)が可能になりました。iPhoneのポートレートカメラモードでは、1枚の写真で同様の処理を行っていますが、A15 Bionicチップを搭載したことで、Appleはこの技術をリアルタイム可能にしました。開発は厳しく長いプロセスを要しました」と振り返る。
Appleは2030年までにカーボンニュートラルを達成することを公約に掲げている。iPhone 13シリーズは、リサイクルされたスズ、タングステン、レアアースを組み合わせて使用。iPhone 13シリーズのアンテナラインには水のボトルをリサイクルしており、その強度を高めるために新しいプロセスを開発したそうだ。
タウンゼンド氏は「カメラの設計は非常に複雑なプロセスが必要です。レンズガラス、センサー、配線、そしてセンサーシフトによる手ブレ補正などの可動部品が、1.5cm四方ほどの狭い場所に詰め込まれているのですから。これらの部品を地球に優しいものに変えていくには、短期的には一般の人には気付かれないものであり、長期的には部品の耐久性を犠牲にしない方法で行う必要があります。これはとても大変なことですが、重要な課題です」と説明している。
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