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Teslaでの長距離ドライブ、820km走って電費1000円いかないカラクリ走るガジェット「Tesla」に乗ってます(2/7 ページ)

» 2021年10月18日 14時33分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

 100%充電の状態で自宅を出発し残量49%でホテルに到着した後は、2泊とも、夜のうちに充電を100%まで回復させたことで経路充電は不要でした。そのため実質的な電気代は往路51%消費分の約934円で済んだ計算です。前車であれば、ガソリン代だけで1万4000円コースでした。

 0から100%充電した場合の電気代について補足しておきます。Teslaは、バッテリー容量を正式に公表していません。ただ、Model 3 ロングレンジの場合、概ね75kWh程度と言われています。我が家の電気代は、昼と深夜では異なり、きっちり、昼だけ、深夜だけと分けて充電しているわけではないので、ざっくりと75kWhに26円/kWhを乗じて2000円弱となります。

 また、バッテリーの劣化を心配する人もいるかと思いますが、Teslaジャパンでは、車両のバッテリーおよびドライブユニットの保証期間として「8年または19万2000kmいずれか先に達するまで、 70%のバッテリー容量を保証」と明記しています。

 Teslaでは、「2020インパクト レポート」において、「Model S/Xの走行距離あたりバッテリー容量維持率」という部分で過去の実績データから、20万マイル(約32万km)走行後も約90%の容量を維持していると報告しています。

photo Tesla車両のバッテリー容量維持率

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