楽天モバイルは10月25日、P2Pファイル転送サービスを開発する、韓国のスタートアップ企業Estmob(ソウル特別市)を買収し、完全子会社化すると発表した。これにより、楽天グループの通信子会社を集約した、通信サービス事業組織のRakuten Symphony(楽天シンフォニー)は、韓国に研究開発拠点を設置し、Estmobと共同で製品開発を進める。買収総額などは公表していない。
Estmobは、韓国・ソウルに拠点を置き、2012年に創業したスタートアップ企業。世界中で4300万人以上のユーザーを抱えるP2Pリアルタイムファイル転送サービス「Send Anywhere」を開発している。2019年に提供を始めたコラボレーションツール「Sendy」は日本を中心に急成長し、月間アクティブユーザー数は前年比245%、アプリのダウンロード数は前年比623%となった。
この買収により、Estmobの最高マーケティング責任者のソン・スンヒョン氏が、楽天シンフォニーのインターネット・エコシステムサービス担当のプレジデントとして参画予定。Estmobは、Send Anywhereの強化に引き続き取り組み、今後楽天シンフォニーが提供するサービスへの統合を目指す。
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