NECと日本オラクルは10月28日、基幹システムをクラウド移行するサービスの拡充に向け、協業を強化したと発表した。オンプレミス上で運用されているデータベース「Oracle Database」をこれまでより安全・高速にクラウド基盤「Oracle Cloud」に移行する技術を共同開発。今後、この技術を活用した基幹システム向けのデータベース運用サービスを提供する。
共同開発した技術では、移行時の設計にかかる時間を最大で半分、移行作業にかかる時間を3割減らせるという。データベース運用サービスに加え、両社が共同で構築した、ハイブリッドクラウドやマルチリージョン環境でも高可用性を保てるアーキテクチャを活用したサービスも提供するとしている。
協業の強化に伴い、NECはOracle Cloudに関する資格の合格者を、社内で500人規模まで増やす方針も明かした。2社は30年以上に渡って協業関係にあり、今後はエンタープライズ向けの展開をさらに強めるとしている。
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