2週間ほど前から、JINSのセルフケアメガネ「JINS MEME」を使い続けている。
JINS MEMEは、6軸のモーションと眼電位という、2つのセンサーが入ったデバイス。メガネとして掛け続けることで、自分の体の様子を理解し、セルフケアに役立てることができる……という触れ込みの製品だ。
初代の頃から取材はしていたし、短期間使ってみたことはあるのだが、日常使いは今回が初めて。その結果どんなふうに感じるようになったかを語ってみよう。
この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2021年11月1日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから。さらにコンテンツを追加したnote版『小寺・西田のコラムビュッフェ』(月額980円・税込)もスタート。
今回購入した「JINS MEME」は、レンズに度が入っていない、いわゆる「ダテメガネ」タイプ。フレームのデザインはスクウェア・ブラックだ。
筆者(西田)は普段メガネを掛けている。「あれ、ならなぜダテメガネ……」と思われるかもしれないが、実は西田は乱視+老眼という感じなのだ。外を歩くとき(すなわち遠くを見る機会が多い時)はメガネをしているが、最近は自宅だと外していることも多い。ビデオ会議だと、外しているとむしろ変に思われるので、あえて使用頻度の低い「近くを見るメガネ」を掛けているくらいだ。
というわけで、自宅内で仕事などをするときに掛けるメガネであれば、無理に度を入れる必要を感じていない。だからダテメガネ仕様……という次第だ。
2015年に発売された初代JINS MEMEは、メカやバッテリーがメガネのツルの部分に入っていて、かなり大柄なものだった。まあ、ディスプレイ入りのスマートグラスに比べればこれでもコンパクトだとは思うが、ちょっと違和感があったのも事実だろう。
それに対して今回の2代目は、かなり普通のメガネに近い。メカ部である「Core」が、鼻パッドにあたる部分に集約されているからだ。
メガネだけを見てもあまり差は感じないし、掛けている様子を見ても、さほど違和感はないだろう。フレーム自体のデザインもあって、鼻のところがどうにも太い感じがあり、デザインそのものはあまり好みではない。だが、仕事中に装着しているのならばまあ良かろう、という感じである。
センサーが組み込まれたメガネということは、当然電源が必要だし、データ転送の相手も必要になる。電源はCore部に入ったバッテリーから供給され、充電器も用意されている。ジャイロセンサーが動いた状態で約11時間動作するとされているが、実際の動作状況もそんな感じだった。
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