小田急電鉄は11月8日、2022年春からICカード利用時の子ども運賃(6〜12歳)を一律50円に値下げすると発表した。小田急線を「子育てしやすい沿線にする」という。
IC利用限定とはいえ小児運賃を大人の半額以下に低廉化するのは例がない。子どもの通学定期やフリーパスなど企画券についても一部を除いて料金改定を後日発表するとしている。
5月に試行した「子育て応援トレイン」の常設化も検討する。電車の一両に専用の装飾を施し、乗客に「泣き出してしまった子どもは温かく見守って」と呼びかけるというもの。駅にはベビーカーのシェアリングサービスを本格導入する予定だ。
駅や周辺の商業施設を活用した子育て世代向けのイベントも充実させる。11月27日と28日には「小田急 こども100円乗り放題デー」を実施。通常は1000円の1日フリー乗車券を小学生を対象に100円で販売する。当日は7つの駅(2日間で14駅)に撮影ブースを設けて駅係員と一緒に写真を撮れるようにする他、抽選でグッズをプレゼントする。
小田急は「子育て世代に向けたイベントを充実させ、子育てしやすい沿線を目指す」としている。
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