接種証明書アプリ、「よくできた」からこそ見えてきた「本当の課題」（2/4 ページ）

[西田宗千佳，ITmedia]

　アプリは以下のリンクから取得できるので、自分のスマホが対応のものか、アプリを実際にダウンロードして確認してみるのがいいだろう。いわゆる「おサイフケータイ」対応のスマホならまず問題はない。

アプリはiPhone向け・Android向けがそれぞれ公開されている。

• iPhone用（App Storeへのリンク）
• Android用（Google Playへのリンク）

　マイナンバーカードの暗証番号は4つあるが、ここで使うのは「券面事項入力補助用」と呼ばれる4桁のもの。利用者証明用電子証明書用・住民基本台帳と同じ番号を設定している場合もあるだろう。手続きの中でほぼ唯一のハードルは、この暗証番号を正確に入力することである。

必要な書類。日本国内向けならマイナンバーカードが、海外向けではそれに加えパスポートが必要になる

マイナンバーカード読み取り時には「券面事項入力補助用」と呼ばれる4桁の暗証番号が必要。間違えないように入力を

　海外渡航用を登録する場合には、パスポートをカメラで読み取ってOCRで自分の情報を入力することになる。ここで誤認識が起きて間違った情報が入ることもあるようなので、読み取り後に「正しい情報か」をちゃんと確認しておきたい。筆者も誤認識で3度ほどやり直している。

　手間はそのくらいだ。

　繰り返しになるが、登録はとてもシンプルで戸惑いも少なく、使い勝手は良好である。

登録は戸惑いもなくすぐに完了