もちろんここは皇居のマップを正確にトレースしたものではなくて、あくまでも「それっぽい」独自デザインだ。Zwiftの中ではCastle Parkと名付けられているから、別の城下町である可能性も考えた。
しかし、ネオ京のメイキングビデオを見ていたら、ここをImperial Palaceと言及しているシーンを発見。本当に皇居を意識したものだったのだ!
といったことを考えながらネオ京のCastle Parkを走ったら、皇居内サイクリングという、例え東京オリンピックの次があったとしても実現不可能なコースを駆け抜けている気分になる。江戸城本丸のあった皇居東御苑は、入場はできるものの、車馬を乗り入れることはできず(おそらく自転車含む)、中で運動することもできない。
そこには江戸城天守閣もある。現在は天守閣の土台部分が残るだけだが、ネオ京版皇居では、そびえ立つ天守閣を眺めながら走ることができるのだ。
今から15年前(初代iPhone発表直後だ)、ここに天守閣があったらどうなるだろうと3DモデリングツールのGoogle SketchUpとGoogle Earthを組み合わせてやってみたことがあるが、それに近いことができるようになったのである。中を走れてしまうのだからそれをはるかに超える体験だ。
「日本にはまだまだ訪れるところがたくさんあります。次はどこが来ると思いますか?」と、監修にも携わっているZwift Japanシニア・カントリー・マネージャーの福田暢彦さんは問いかけている。次はどんな「日本」が登場するのか、楽しみだ。
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