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Teslaはソフトウェアアップデートでどう変わるの? 死角確認、性能アップ、クルマのダンス、ドッグモード走るガジェット「Tesla」に乗ってます(4/6 ページ)

» 2022年01月22日 10時00分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

モデルで扱いが違う理由は?

 ただ、Model S/Xは国交省の型式認定を取得していません。台数が少ない輸入車を律する制度下での運用だと思われます。一方のModel 3は型式認定取得済みです。型式を認定したということは、車両の運行や機能の細かな点について国土交通省には、監督官庁としての責任が発生します。そのあたりの制度上の相違が関係しているのでしょうか。

photo Model X最大の特徴であるウイングドア。繁華街でドアを開くと目立って耳目を集めることは必至

 あるいは、音楽の権利が関係しているのではないかと疑いましたが「Carol of the Bells」自体はトラディショナルなので権利は発生しません。後は、Jonathan YoungやRichaadEBのアレンジや演奏に関する権利が考えられます。ただ、日本音楽著作権協会(JASRAC)の作品データベースで両名の名前はヒットしますが、他の楽曲の演奏者としてリストされているだけで、今回の「Carol of the Bells」においては、本人及びその代理人の許諾を得ていれば、日本においても排他的な権利は発生しないはずです。この部分はJASRACの担当者に確認を取りました。

 海外のユーザーの中にはライトショーをカスタマイズして楽しんでいる人もいるようです。「xLights」というライティングコントロール用の汎用ソフトで、好みの音楽を読み込ませて独自のシーケンスをプログラミング可能です。ライトショーのカスタマイズについては、Tesla自身がGitHubにそのプログラミング方法を公開しています。日本でこの機能が解禁されるまでPCの中だけのカスタマイズで我慢するしかありません。

photo GitHubからサンプルをダウンロードしてソフトウェアに読み込ませるとModel Sの3Dモデルが表示される。右のウインドウで音楽のタイムラインに沿ってどのライトを点灯するかを設定する

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