マツ 声出せないじゃないですか。でも、声を出さずに音声認識できれば、今の時代であれば外部に情報を送りやすいかもね。
ヤマー 何か口の動きだけで入力するインタフェースとか。
マツ スマートフォンで口元を自撮りしてタイピングする技術はありますね。
ヤマー この場合は何かしらカメラのあるデバイスが必要ではありますが。
マツ マスク自体にセンサーを仕込む方法もあります。
ヤマー おおーこれはコロナ禍の今に最適な技術っぽい。
マツ 口の動きも隠せるし。
ヤマー これいいですね!
マツ よくないよ!
いやー、こういうの使うとできちゃうねー。そうすると、試験する方も対策しますよね。マスクは配布するのを必ず使ってください、とか。AIを使った対策も進んでいる。
ヤマー イタチごっこですね。
マツ それをどうクリアするかだよねー。困った(困りません)。
ヤマー ここに関しては、ウェアラブルを使ったインターフェースの進化が最近活発なので、自然な仕草で入力ってのがより可能になっちゃう世の中と相性悪いですよね。ブレインインタフェースとかやられたらもうどうしようもないですよw
マツ そうですね。こういうカンニング手法を思いつくような受験生は優秀なので、普通にやっても受験うまく行くと思うんだけどね。
ヤマー ぜひ、大学の研究でその能力を発揮してほしいところですね。
マツ いやー、いろいろ考えたから、そろそろ新世代のITを生かしたカンニング映画が出てほしいところだね。
ヤマー カンニング映画ってジャンルがあるんですかw
マツ ありますね。
マツ 「That’sカンニング! 史上最大の作戦?」。これは安室奈美恵さんも出ている。
ヤマー おーー、なるほど意外とあるんですね。マツさんが邦画見てるの意外でした。洋画のイメージ。
マツ 見てないですけどね。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」というタイ映画もおもしろそう。
ヤマー カンニングを肯定する気は全くないんですが、ずる賢い人が何か新しいものを作るってこともあるなとふと思いました。Apple創業者の1人、スティーブ・ウォズニアックでそんな話ありませんでした?
マツ ああ、あの辺の人たちはたいてい何がしかやってますよね。ジョブズとウォズが最初にマシンを売って儲けたのって、電話のただがけマシン、ブルーボックスだから。
ヤマー あ、そうそうその話です! 電話交換機をだますんでしたっけ。
マツ そうそう。特定周波数を出すと、チートできるという。キャプテン・クランチが考えついたやつね。というか、キャプテン・クランチという朝食シリアルについてきた笛の周波数(2600Hz)で長距離電話の発信音をチートできるのを見つけたことから、キャプテン・クランチと呼ばれるようになった、ジョン・ドレイパー。彼はウォズと仲が良くて、Appleでも仕事をしていたらしい。
ヤマー あ、そういう話だったんですか。その行いを肯定するわけではないですが、彼らからAppleが生まれたのも事実ですしね。肯定する気はありませんが(大事なことなので2度言いました)。
マツ キャプテン・クランチと会って話したことある。
ヤマー え、デーモン閣下に続いてまた謎の出会い。
マツ 1990年代の後半くらいのMacworld Expoのパーティーのときだったな。その当時はセキュリティ系の仕事してるって言ってたけど。
でもまあほんと、カンニングは迷惑かかるんでマジやめてほしいですけどね。僕は大学生のとき、クラス替えさせられて。
ヤマー 実の被害を受けたと。
マツ その原因というのが、試験でカンニングが発覚して大量留年して、そのせいでクラスのバランスが変わって、翌年にクラス替えになったという(笑)
ヤマー あかん奴じゃないですか。自分はそういう直な被害は経験したことないですけど。
マツ チートした人がいると、それで受からなくなる人もいるので。チートできるだけのスキルのある人は、その技術を別のところに使ってほしいです。
そういう人は、「情報」で頑張って高得点とってねってことですね。
ヤマー 2024年度実施の国立大学入学試験から「情報」が必須科目になる。自分が受験生の時代に情報があればどれだけよかったことやら......。
マツ 受験だけならできますよ? 受験して大学入ってAdobe CCを安く使おう!
ヤマー ちょっと放送大学受けてきます!
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