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買い物DXが起こる? 体験して分かった地方の電子ペイメント事情小寺信良のIT大作戦(2/7 ページ)

» 2022年01月31日 07時28分 公開
[小寺信良ITmedia]

いつものスーパーで新しい買い物体験

 先日、近くのイオンで買い物しようと買い物かごが置いてあるエリアにいったら、大型のスマホがずらりと並んでいた。イオングループが導入をすすめる「レジゴー」が、1月21日から使えるようになったのだ。イオングループにはイオン本体以外にもイオンスタイルやマックスバリュもあるが、宮崎県ではイオン宮崎店が初導入で、テレビのローカルニュースでも取り上げられた。

photo イオンスタイル入り口に置かれた専用端末

 イオンが近くにある方はすでにお使いかもしれないが、「レジゴー」とは買い物中にバーコードをスキャンし、会計時に専用レジで会計するというシステムである。

 導入が開始されたのは2021年4月で、スタート時は全国35店舗でのスタートだったが、現時点では100店舗以上が対応している。「レジに並ばない」「非接触・非対面」をうたうサービスだが、既存のセルフレジもだいたいそんな感じである。筆者は有人レジよりセルフレジのほうが空いているので、そちらをいつも利用しているが、レジゴーはどういう仕組みでどう違うのか、早速試してみた。

 レジゴーを利用するには、イオン側が用意した専用スマホを使うか、自分のスマホにレジゴーアプリをインストールして利用する。専用スマホであれば、買い物カートに取り付けられたホルダーにスポッとハマるので、手放しで利用できる。

photo 専用ホルダーの付いたカートも用意されている

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