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YOASOBIなどを描いたイラストレーターがトレース疑惑で謝罪 「盗用の意図はなかった」と釈明

» 2022年02月03日 20時11分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルなどを手掛けたイラストレーターの古塔つみさんは2月3日、自身の一部の作品と他の作品の構図などが似ているとする指摘に対し、一部を事実と認めて謝罪した。他の作品などから引用やオマージュ、再構築して制作した自身の作品を、権利者の許諾を得ずに、投稿・販売したとしている。

【修正履歴:2022年2月3日午後8時40分 古塔つみさんに対して挙がっていた指摘の表現について、タイトルと本文を修正しました】

 一方で「かねてより写真素材や実際のモデルの写真を参考資料に制作することが多い」と説明し、模写に盗用の意図はなく、写真のトレースもしていないと釈明している。

 謝罪文の末尾には、今後はInstagramのみ運用すると報告。Twitterなど他のSNSは今後更新しない旨を明かした。

古塔つみさんがTwitter上に掲載した文章(古塔さんの公式Twitterから引用)

 この問題は、YouTuberのコレコレさんが1月28日に行ったライブ配信中に「古塔さんの手掛けた作品の中に、他作品の構図と似たものがある」と視聴者から指摘があったことから疑惑が浮上。著作権侵害に当たるのではと、物議を醸していた。

 J-CASTニュースの報道によると、雑貨メーカーのマークスは事実関係を確認するため、古塔さんがデザインした商品の販売を一時停止したという。

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