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Google、仕事メアドでWorkspace(旧G Suite)を無料で使える新プラン「Essentials Starter」

» 2022年02月04日 08時25分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは2月3日(現地時間)、「Google Workspace」(旧「G Suite」)の新無料プラン「Google Workspace Essentials Starter Edition」を発表した。Googleアカウントではなく、ユーザーが既に使っている仕事用メールアドレスで利用できる。日本でも向こう数週間中に利用可能になる見込みだ。

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 このプランは、仕事用メールアドレスでGoogle Workspaceアカウントを作成することで、無料で15GBのGoogleドライブ、Meet、チャット、ドキュメント、シート、スライド、カレンダーなどを使える。Gmailは使えない。共有できるのは25人まで。クレジットカードの登録は必要なく、完全に無料だ。ドライブやMeetの容量や利用時間を増やしたい場合や招待したい人数が増加した場合は有料プランに移行できる。

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 Googleは公式ブログで「Essentials Starterは、組織がハイブリッド時代の仕事のために構築されていない従来の生産性ツールに依存している場合でも、従業員が新しい方法で協力するのに役立つ」と説明しており、7月1日に完全終了する従来の無償版G Suiteの代替というよりは、Microsoft Officeなどのオフラインのプロダクティビティスイートを使っている企業の取り込みが狙いのようだ。

 現在、Google Workspaceには1ユーザー当たり月額680円の「Business Starter」、月額1360円の「Business Standard」、月額2040円の「Business Plus」、それ以上の規模の企業向けの「Enterprise」と、それとは別に月額1130円の「Individual」と「Essentials」がある。なお、Essentialsは新規受付を終了しており、Essential Starterからのアップグレードのみ可能になる見込みだ。

 workspace 2 Workspaceのプラン
 workspace 3 Individualプラン

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