ゆうちょ銀行は2月4日、不正送金問題のあったVisaデビット・プリペイドカード「mijica」の提供を7月31日で終了すると発表した。今春にはmijicaに変わるデビットカードの発行を始めるとしている。
4月30日にmijicaカードの再発行の受け付けを終了。7月31日までに、カードの利用、チャージ、出金、残高照会などのサービスを終了する。残高やポイントが残っている場合は10月ごろに返金する。解約手続きは不要。電話窓口や未払い金の引き落としなどは8月以降も継続する。
mijicaを公共料金などの定期支払いに使っている場合は、各自治体やサービスが指定する方法で支払い方法を変更するよう案内している。新デビットカードの詳細は未公開だが、mijicaから移行する場合は新規に申し込み手続きをする必要がある。
mijicaでは2020年9月から10月にかけて、不正ログイン・不正送金被害が発生。情報セキュリティ対策の甘さが露呈し、送金やユーザー専用サイトなどの機能を停止していた。
「22項目中14項目に不備」──調査で明らかになったゆうちょ銀「mijica」のずさんなセキュリティ
相次いだ不正送金事件、ログイン認証の抜け穴を熟知か セキュリティ専門家の徳丸氏が解説
ゆうちょ銀の「mijica」で新たな不正か カードが届く前に番号を盗み商品購入
ゆうちょ銀のVISAデビット「mijica」不正ログインで情報流出 1422人に被害か
ゆうちょ銀のVISAデビット「mijica」で不正送金 332万円Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR