米Googleは2月8日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」に今後追加する予定の幾つかの新機能を紹介した。
「Journeys」は、自分の検索履歴がトピック別にグループ化された状態で表示される新機能。まずはデスクトップ版の英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語、トルコ語でロールアウトする。
Journeysが使えるようになると、検索バーに単語を入力して「Resume your research」をクリックするか、「Chrome History Journeys」ページを表示すると、過去(数日〜数週間前)にアクセスした関連サイトのリストが表示される。リストの表示順は、ユーザーがそのサイトにどの程度アクセスしたかなどから推測した関連性の高さ順になっている。
プライバシーを重視するユーザーのために、Journey機能を完全に無効にすることもできるようになっている。また、Chromeでは閲覧履歴を削除することもできる。
立ち上げ段階では1つのデバイス上の履歴をグループ化するだけだが、ユーザーからのフィードバックを基に、将来的にはブックマークやパスワードのように、複数のデバイスからJourneyにアクセスする機能の追加も検討している。
「Chromeアクション」は、アドレスバーに定型句を入力することで設定変更や機能の呼び出しなどのタスクを実行できるというもの。新たに以下のタスクに対応する(日本語での定型句はいずれヘルプページに表示される見込み)。
Chrome Dinoゲームというのは、オフライン状態でChromeを開くと表示される恐竜の絵で遊べるミニゲームだ。
「間もなく、さらに多くのChromeアクションが多くの言語で使えるようになり、モバイルでも利用可能になる」という。
Android端末向けには、新たに2つのChromeウィジェットを追加する。
1つは、従来の検索だけでなく、音声検索、Lensによる検索、シークレットモードでの起動、Chrome Dinoゲームの起動を選べるもの。
もう1つは、Chrome Dinoゲームを起動するだけのウィジェットだ。
いずれも本稿筆者の環境ではまだ使えないが、ロールアウトしていくのだろう。Googleは、2022年には今後も多数の新機能を追加していくとしている。
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