漫画「HUNTER×HUNTER」内に登場する架空のボードゲーム「軍儀」の商品化が話題になったが、それからわずか1日で「必勝法を見つけた」という人が現れた。
AI開発を手掛けるHEROZのCAIO(Chief AI Officer)である山口祐さん(@ymg_aq)は「HUNTER×HUNTERの軍儀のボードゲーム、公開されているルールを検討したところ、おそらく先手必勝ですね…」という内容を15日にTwitterへ投稿。具体的な軍儀の棋譜も示した。
開発元のユニバーサル ミュージックが現在公開している軍儀のルールは、将棋などと同じく、自分と対戦相手が交互に盤上の駒を動かして、王将に当たる「帥」(すい)を先に取った方が勝者になるというもの。駒は全14種類でそれぞれ動き方が異なる。
軍儀は独自ルールとして、駒の初期配置を自由に決められる。帥から1駒ずつ交互に、自陣3行目までの範囲で自由に配置可能。先手が駒の配置を完了の宣言「済み」をした場合、後手はその後1駒配置し終了。後手の“済み”は、その時点で両者配置完了になる。配置しなかった駒は持ち駒として初めから所持できる。
山口さんはこの「先手が好きなタイミングで配置終了できるというルールが有利」と指摘する。必勝法でも、先手が帥の配置のみで“済み”する方法を提案。以降は、初期配置で使わなかった駒を、盤面上の自駒よりも手前に打てるルール「新」(あらた)を続けることで40手以内には詰みにできるという。他にも、軍儀の駒の動きは将棋などに比べて強すぎることも原因にあるとしている。
この件についてユニバーサル ミュージックの企画担当者に話を聞いたところ「商品のルールについては告知している通り、まだ全てを公開しておりません。非公開情報についての回答は控えさせていただきたいと思います」とコメントした。
軍儀の商品ページ上でも「ルールは現在製作中であり、上記から変更になる可能性がある」と記載。ルールも複数用意し、入門編から初級編、中級編、上級編の4種類あるとしている。
同商品は準備数に達したため18日時点では販売を終了しているが、追加生産が決まっており、後日詳細な販売スケジュールを発表するという。
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