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スマートグラス「Nreal Air」3月4日発売 3万9799円 スマホとUSB接続で4m先に130インチの大画面

» 2022年02月14日 11時23分 公開
[山川晶之ITmedia]

 NTTドコモとKDDIは2月14日、スマートグラス「Nreal Air」を3月4日から販売を開始すると発表した。中に小型ディスプレイを内蔵しており、スマートフォンとUSB Type-Cで接続することで、4m先に130インチの仮想スクリーンが投影される感覚で動画などのコンテンツが楽しめる。価格はドコモが3万9800円、KDDIが1円安い3万9799円で、両社とも14日午前10時から予約の受け付けを始めている。

「Nreal Air」

 Androidスマホを対象としており、iOS端末は非対応。フルHDのOLEDパネル(最大輝度400nit)を左右に搭載しており、ディスプレイはシースルー構造を採用。装着時も周囲の状況を確認できる。視野角は46度で、3DoFに対応。デュアルスピーカー、ノイズキャンセリング機能付きデュアルマイクも内蔵する。バッテリーレス(スマホから給電)のため79gと軽量に仕上がっている。

4m先に130インチの仮想スクリーンが映し出される

 一部のAndroidスマホでは、複数のコンテンツを同時に映し出せるマルチタスク機能「MR Space」が利用可能。独自の3Dインタフェースアプリ「Nebula」により、動画を見ながらチャットをするといったことも可能となる。MR Space利用時は、6m先の距離に最大201インチの仮想スクリーンが投影される計算になるという。

3Dインターフェイスアプリ「Nebula」を使ってマルチタスクも可能

 オプションとして、ノートPCやiPhone、Display Port出力に対応していないスマホ/タブレットでもNreal Airが使えるようになるドングル「Nreal Streaming Box」も用意する。デバイスとはWi-Fiなどで接続し、ドングル内のバッテリーでNreal Airを3時間利用できる。ただし、ドングル利用時はNetflixやAmazon Prime Video内の映画などDRMで保護されたコンテンツの再生には対応しない。価格は両社とも9900円。

ノートPCなどでも利用できるドングルも用意する

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