経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。
マツ 来ましたね。音声合成の時代が。
ヤマー 音声合成ソフト、昔から存在していて息が長い領域だと思ってたんですが、ここ最近立て続けに新作が発表されましたね。
マツ 「VOICEPEAK」と「CeVIO Pro」、この2つの発表にはいくつかの共通点があるんですね。
ヤマー なるほど、読み上げと歌声の違いはありますが。
マツ 歌声合成と音声合成には共通する技術基盤があるんですよ。多くは音声・歌唱のどちらもできるようになっています。商品としては別個になっていても。
ヤマー あ、ベースは読み上げも歌声も同じなんですね。
マツ そこに音程を乗せるかどうかの違いだけ、という簡単なものではないですけどね。CeVIOは最初から歌声・音声の両方を1パッケージにしてました。ただし、2月24日にα版が無償公開されるCeVIO Proについては明言されているのは歌声合成のみ。音声合成については記載されていないので、まだ分からない。
ヤマー VOCALOIDは今も歌声特化なんですね。
マツ おしゃべりのための、Text to Speach(TTS)機能は持っていません。「AI美空ひばり」で「セリフ」はありましたけど、それはもともとVOCALOIDが持っていた機能ではない。
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