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イーロン・マスク氏、Twitter名を「イーロナ・マスク」に

» 2022年03月17日 09時39分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Teslaや米SpaceXなどを経営する起業家のイーロン・マスク氏は3月16日(現地時間)、自身の公式Twitterアカウント名を「Elon Musk」から「Elona Musk」に変更した。

 elon イーロン・マスク氏のTwitterプロフィール

 ことの発端は、同氏が13日、「ウラジーミル・プーチン氏に対し、ウクライナを賭けての決闘を申し込む」とツイートしたことだ。

 elon 2 決闘の申し込みツイート

 プーチン氏からは特に反応はないが、(ロシア連邦に属す)チェチェン共和国首長のラムザン・カディロフ氏が14日、Telegramで警告を投稿した。いわく、プーチン氏は柔道などで鍛えているので、「決闘をするなら女々しいElonaからたくましいElonに変わるための訓練が必要だ」。

 kadyrov ラムザン・カディロフ氏のTelegram投稿

 ロシア語では一般に、名詞に男性、女性、中性があり、女性名詞は語尾が「a」になる。Elonの女性名はElonaになるというわけだ。

 マスク氏はこの申し出が気に入ったらしく、おそらく一時的なものだろうがアカウント名を変えたようだ(Twitterのアカウント名は簡単に変更できる)。同氏はカディロフ氏の投稿を引用したツイートで「お申し出ありがとう。でもこれ以上トレーニングしたら強くなりすぎてしまう。もし彼(プーチン氏)が決闘を怖がるなら、(左利きじゃないけど)左手だけで戦うよ。 Elona」と署名した。

 カディロフ氏はこれを受け、「Elonaはとても美しい名前だ。Musk氏が私の願いを聞いてくれて嬉しい。(中略)それでもElona、私の大統領と決闘しようとしないでくれ」とTelegramに投稿した。

 ロシアによるウクライナ侵攻開始後、マスク氏はウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相のリクエストに応えて衛星ネットワークサービス「Starlink」を無償で提供したり、ロシアの国営宇宙機関「ロスコスモス」による国際宇宙ステーション(ISS)の管理についての警告に対し、ロシアが放棄してもSpaceXが引き継げると受け取れるツイートを投稿したりしている。

【UPDATE】日本時間の17日午後にはElon Muskに戻った。

【更新履歴:2022年3月17日午後5時30分 Elon Muskに戻ったことを追記しました。】



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