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深まる災害対策とITの関係 スマホとモビリティは強い味方 いざという時のためのデータ保管術ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(2/4 ページ)

» 2022年03月18日 14時00分 公開

Googleマップは地図データをダウンロードして使える

マツ で、結局どうやって帰宅したんですか?

ヤマー 中央線が動き始めるまで待ってました。1時すぎに高円寺に着いた感じです。

マツ 動いてよかったですね。昔なら歩くしかなかったけど、今はスマートフォンの地図で距離も分かるし、交通手段も選べるからだいぶ便利になったし。

ヤマー 歩くのはちょっと遠慮したいですね……w モビリティ系のサービスが普及したのは昔とは違う点ですね。といっても、どれもネットワークインフラが生きている前提のサービスですが。

マツ はい。ありがたいことに。もしも中央のネットワークがダメになった時にも使えるメッシュネットワークという選択肢もあるといいですね。

ヤマー メッシュネットワーク、実現するとしてだいぶ先の話だと思うので、まずは日頃からの備えも大事かなと思いました。

 ひとまず、GoogleMapで東京のオフラインマップデータをダウンロードしておきました。これでダウンロードしたマップ内なら通信回線がなくても地図が見られます。

Googleマップは特定エリアに限るがオフラインデータをダウンロードできる

マツ ナイスアイデア。重要なデータはローカルにもミラーして保存。

ヤマー 昔はローカルに全国の地図データを保持できた「MapFan」を入れておいたんですが、サービス終了しちゃったので。

 あとは、安否登録系のサービスも確認しておきたいところですね。携帯3キャリアが提供している災害伝言板とか、Googleのパーソンファインダーとか。

マツ 弊社も安否確認サービス使ってましたね。でも今回は確認こなかったな。

ヤマー あ、よかった。安否を入力し忘れたのではないかと思って今焦りました……w

マツ 個人的には大きな地震だと思っていても、サービスによっては通知がきたりこなかったりする。その辺りはSNSなどで情報を集めないといけないわけですよね。

ヤマー 正直、揺れた瞬間にTwitter開きましたよね。

充実してきた防災アプリ

ヤマー しかし、いくつかの震災を経て災害発生時にネットで得られる情報も増えましたね。Yahoo!災害情報やNERVアプリなど災害情報に特化したアプリも浸透しましたし。

 ウェザーニュースも、ライブ配信で震災情報をずっと流していましたし、テレビを持ってない人向けにも網羅的に情報を伝えられるようになりましたね。

マツ 僕はNERVメインで使ってますけど、最近は雨雲レーダーとかもあって超便利に進化してる。

ヤマー NERVアプリそんなに進化してたんですか。Yahoo!天気+Yahoo!防災のいいとこどりみたいなw

マツ そんな感じです。無料だし。

ヤマー 東京都の「東京都防災アプリ」もありますね。防災に役立つコンテンツとか防災施設が探せる防災マップ機能もあります。こちらも、区ごとに地図データをダウンロードする必要はあるんですが、オフラインマップ機能付きです。

 マツさん、防災アプリのインストール、シェアサイクルの登録などの他にも何か利用してたりしますか?

マツ Webサービスだと、あとは信頼のおけるSNSで情報を集めるくらいですかね。普通はFacebookやTwitterなんでしょうけど、僕の場合は自分らで運営しているマストドンサーバの情報がかなり的確で、そこだけ見てればほぼ足りる感じ。

ヤマー 信頼のおけるSNS……。なんか某元大統領の顔が……w

マツ 陰謀論とかは出てないですw

ヤマー 良かった……。昨日も人工地震がトレンド入りしてましたし……。

マツ 人工地震で油田採掘でもするんですかね……。

 余談ですけど、Auto-Tuneってあるじゃないですか。ケロケロボイスを作るエフェクト。

ヤマー ケロケロボイス。

マツ あれは油田を発見するために、ダイナマイトなどを地面で爆破させて発生すした波を解析する技術から生まれたので、ある意味人工地震が多大な影響を与えている例。

ヤマー え? マジですか?

マツ はい。アンディー・ヒルデブランドという、地震データを解析していた技術者が考案したのがAuto-Tune。

ヤマー こうして中田ヤスタカ先生の曲につながると。

マツ ですですw

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