ビジネスシーンでの「会議や打ち合わせ中に携帯・スマートフォンをいじる」ことはマナーとして気になる──そのように回答したビジネスパーソンは約7割に及ぶと、日本能率協会が3月29日に発表した。相手が社外の場合は73.1%、社内の場合は68.6%の人が「気になる」と回答。両方の場合で、他の行動を抑えて1位になった。
相手が社外の場合、気になる行動の2位は「ビジネススーツにスニーカーを履いて他社訪問する」で55.0%、3位は「直前の遅刻・欠席についてメールやチャットツールなどで連絡する」で52.6%と続いた。
社内の人間の場合の2位は、「終業時間中に業務に関係のない一般の新聞やビジネス誌を読む」が53.1%、3位は「終業時間中に喫煙する」が51.6%、4位は「隣や周辺の席の人へメールやチャットツールなどで連絡する」が49.9%と続いた。
同協会は「『会議や打ち合わせ中に携帯・スマートフォンをいじる』が1位となっていることは、特筆すべきポイント」とし「相手の話に集中している姿勢が疑われることは、信頼関係を損なうことにつながるため注意が必要」と指摘した。
この結果は、全国の20〜69歳までの企業や団体で働く正社員や役員、経営者ら1000人を対象に、職場や仕事に対する考えについての意識調査から得たもの。調査期間は21年12月14〜16日で、Webで実施した。
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