鳩をテーマにしたゲームアプリなどを開発しているファクトリーは4月10日、鳩のメタバース「ハトバース」のAndroid版の配信を始めた。ダウンロードは無料。
ユーザーが鳩になり、自由気ままに動き回れる仮想空間。複数人の同時アクセスに対応し、鳩ならではのコミュニケーションを楽しめる。7日にiOS版を先行リリースし、一部で注目を集めていた。
特徴は「真に平等な世界」。全員が鳩のため見た目の違いによる格差は生じない。バトルやスコアも存在せず人間関係に悩むこともないという。
ただしコミュニケーションの手段はジャンプした時に発する「プルップゥ」という鳴き声のみ。鳩なのでボイスチャットやテキストチャットは使えない。
リリース時に公開した動画によると、ハトバースを開発した理由は「世界がメタバースに注目する中、ハトバースと言いたい」ため。当初はあまりにもやることがなく、開発者自身も「圧倒的につまらない」「もちろん2分で飽きました」という。
このためアプリのリリースまでに「わずかなサービス精神」を総動員。ハトバース内に鳩の遊具となるシーソーを置き、3匹のニワトリを放った。
9日にもアップデートを実施した。新たに家を建てた他、それまで最大20人だった同時アクセス数を30人に拡張した。
「リリース以降、利用者が急激に増え、世界で20人同時に接続できるにもかかわらず満員状態が続いていた。(今後は)混雑の緩和が期待できる」としている。
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