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ここがヘンだよTeslaさん 至福の加速と間抜けなカーナビ走るガジェット「Tesla」に乗ってます(1/4 ページ)

» 2022年04月12日 08時00分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

 iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。


 今回は、Model 3やEVについての小ネタ集です。ちょっとした疑問点や気がついたことについてModel 3オーナーの目線で語ります。

photo 筆者の21年9月納車のModel 3は、トラブルもなく順調に走行を重ね、現在7000km弱。伊豆にて春の海をバックに

ワンペダルドライブはブレーキいらず

 Teslaは、アクセルペダルの操作だけで、かなりの範囲で速度コントロールが可能です。アクセルオフで完全停止まで可能なので、通常走行においては、ブレーキはたまにしか使いません。少し強めの制動や緊急対応が必要な場合にしか踏む必要がないのです。もちろん減速時にブレーキランプは点灯します。

 信号待ち等で止まると自動的にホールド状態になるので、やはりブレーキは踏みません。右足を踏み換える必要がないので、足の疲れが少ないのも特徴です。また、山道などのワインディングロードでも、攻めない限りはアクセルだけでコントロール可能です。1mm単位(筆者感覚値)のアクセル操作でクルマが反応してくれるので「操る歓(よろこ)び」に満たされます。

photo ワインディングロードでは、アクセルワークだけでクルマを操る歓びを満喫できる

 スクリーンから設定を変更することで、従来のAT車的な走り方やクリープ現象を残したままのドライブモードも選択可能です。このように通常はブレーキを使わないので、先輩Teslaオーナーの中には、10万km以上ブレーキパッドを交換していない、という人もいるようです。

photo アクセルのモードは3つの選択肢。「クリープ」はAT車的モード。「ホールド」でワンペダルドライブ可能。「ロール」は停車時ホールドにならない。AT車でいうニュートラル的な状態
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