Googleを傘下に持つ米Alphabetは4月26日(現地時間)、2022年第1四半期(2022年1月〜3月)の決算を発表した。Alphabet全体の売上高は、前年同期比23%増の680億1100万ドル、純利益は8%減の164億3600万ドル(1株当たり純利益は24ドル62セント)だった。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は681億1000万ドル、1株当たり純利益は25ドル91セント)に届かなかった。
クラウド事業は好調だったが、YouTubeの広告収入が振るわなかった。また、経費が大幅に増加した。
スンダー・ピチャイCEOは発表文で「第1四半期は、検索とクラウドが力強く成長した。(中略)今後も優れた製品とサービスに投資し、世界中のパートナーや地域社会に機会を提供していく」と語った。ルース・ポラットCFO(最高財務責任者)は「すべてのステークホルダーのための長期的な価値創造のために、設備投資、研究開発、人材への投資を続けている」と語った。
セグメント別では、主力のGoogle広告全体の売上高は22%増だったが、YouTube広告の売上高は14%増と、パンデミックの過去2年に比べて鈍化した。PixelやNest、Chromebookなどのハードウェア、アプリストア、広告以外のYouTubeの売上高などを含む「Google other」の売上高は5%増の68億1100万ドル。クラウド部門の「Google Cloud」は44%増の58億2100万ドル、営業損失は9億3100万ドルと、前年同期より4300万ドル減少した。Alphabetの「Other Bets」(ムーンショット部門のCalico、CapitalG、Chronicle、GV、Verily、Waymo、Xなど)は122%増(2倍以上)の4億4400万ドル、営業損失は11億5500万ドルと、前年同期より1000万ドル増加した。
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