Nreal AirはUSB Type-C経由で電源とDisplayPortを使って接続する。そのため、接続可能な機器が限られる、というのが難点ではある。
HDMIが使えればいいのだが、公式にはその方法が用意されていない。
ではどうしようもないのか?
そうでもない。変換器を使ってつなげば、表示できなくもないことは分かった。
ただ、個人的には「あまりお勧めしづらい」と感じた。
変換アダプター用の電源を別に用意する必要があり、かなり大袈裟な仕組みになる割には、変換しても音声が流せない。音声はさらに別の方法でつなげるとなると、全体はもっともっと大げさなものになる。
ポータブルでどこでも、ケーブル1本で使えるのがポイントなのに、大げさなシステムになってしまうのは本末転倒だろう。
逆に言えば、他社が「HDMIに対応したスマートグラス型ディスプレイ」を作れば、より広いニーズに対応できる製品になる、ということでもある。
いろいろな機器をつなぎ、その感想を聞いてみて、意外なことが分かった。
現状「ディスプレイとしてNreal Airを使う」場合、iPad(USB Type-C搭載モデル)が意外なほど向いている、ということだ。
ポイントは「ディスプレイとしてのNreal Air」が、接続する機器との間でどのように扱われるのか、ということだ。
通常はどの機器でも、表示しているメインのディスプレイから「映像をミラーリング」するために使われる。メインのディスプレイと同じものが、「同じアスペクト比」で表示される。PCやMacの場合、ディスプレイ設定を変えると「2つ目の追加ディスプレイ」になるのだが、それはちょっとここでは置いておく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR