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富士フイルム、最上位APS-Cミラーレス「X-H2S」 6.2K記録やProRes収録 毎秒40コマ連写も

» 2022年06月01日 23時50分 公開
[ITmedia]

 富士フイルムは6月1日、APS-Cミラーレス「FUJIFILM X-H2S」を発表した。同社「Xシリーズ」のフラッグシップモデルに位置し、静止画・動画ともに同シリーズ最高性能を目指したという。発売は7月14日で、価格はオープンプライス。

「FUJIFILM X-H2S」

 X-H2Sは、信号読み出し速度を現行比4倍に引き上げた2616万画素の裏面照射積層型センサー「X-Trans CMOS 5 HS」と、処理速度を現行比2倍に引き上げた映像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載。AF/AE追従で最高毎秒40コマのブラックアウトフリー連写や、AIによる被写体検出を実現している。

 動画性能は、6.2K/30fps撮影に対応。4Kのハイスピード撮影も可能で、4K/120fpsかつ4:2:2 10bit記録をサポートした。動画撮影時のセンサー読み出し速度を1/180秒まで高速化することで、ローリングシャッター歪みを抑制するという。

 新放熱構造により、4K/60pの映像を240分撮影可能(バッテリーグリップ併用でバッテリーを3個搭載した場合)としている。別売の冷却ファン「FAN-001」を装着でき、気温が高い環境でも撮影が可能としている。

 また、ProRes 422 HQ/ProRes 422/ProRes 422 LTの3つのApple ProResコーデックに対応。ProRes撮影時には、ProRes 422 Proxyなどのプロキシ撮影も可能という。ダイナミックレンジを14+STOPに拡大した「F-Log2」にも対応する。

 高剛性ボディには、ファインダー倍率0.8倍、576万ドットのEVF、バリアングル構造の162万ドット3インチ液晶を搭載。ボディ内手ブレ補正は最大7.0段。メモリカードは、CFexpress Type BとSDカードに対応したデュアルスロット。USB TypeCポートなどのインターフェイスも備える。

 別売のファイルトランスミッター「FT-XH」を組み合わせることで、有線LANや無線LAN、スマートフォンテザリングによるFTP転送/テザー撮影が可能だ。

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