米Appleは6月6日(現地時間)、自社チップ「Apple M2」を搭載した新型「MacBook Air」を発表した。7月発売予定。米国は1199ドルからなのに対し、国内価格は円安を反映してか16万4800円からとなる。なお、「Apple M1」を搭載した前モデルも併売するが、11万5280円から13万4800円に値上げされている。
Apple M2は、第2世代の5nmプロセスで製造され、Apple M1と比較してCPUは18%、GPUは35%、AI処理は40%高速化されているという。メモリ帯域はM1比で50%増え、100GB/sを達成。メモリは最大24GBまで搭載可能だ。
メディアエンジンも強化。8K(H.264/HEVC)動画に対応するビデオデコーダーを搭載。ProResビデオエンジンも内蔵しており、4Kでは最大11ストリーム、8Kでは最大2ストリームの再生が可能。Final Cut Proでの複雑なタイムライン編集などは、M1と比較して40%高速化しており、ProResへの変換スピードも、M1比で3倍に高速化されたとしている。
デザインが大幅に刷新され、くさび形からMacBook Pro 14/16インチで採用されたテイストに統一された。厚さは11.3mmで重さは1.24kg。シルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイトの4色で展開。ファンレス仕様だ。
ディスプレイは、13.6インチの「Liquid Retina Display」。輝度は、従来モデル比で25%明るい、500ニトに引き上げられた。ベゼルも狭くなった一方で、MacBook Pro 14/16インチと同様、Webカムを内包するノッチが設けられた。
キーボードはTouch ID内蔵のMagic Keyboardを採用。3マイクアレイに4スピーカーサウンドシステムを搭載し、空間オーディオに対応する。インタフェースは、Thunderboltポート×2、MagSafe 3、3.5mmオーディオジャックを内蔵する。
Appleは、「MacBook Pro」13インチモデルの新モデルも発表。デザインは従来モデルそのままだが、MacBook Airと同様Apple M2を搭載している。
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