米Appleが6月6日(現地時間)に開催した開発者会議「WWDC22」にて、新型MacBook Airと新型MacBook Proを発表したが、販売価格に大きな変化が見られた。昨今の円安を反映してか、Apple StoreのMacの価格が全体的に値上げされている。
新モデルの場合、「Apple M2」を搭載したMacBook Airは米国だと1199ドルスタートだが、日本では16万4800円から。税別価格で計算した場合、1ドルあたり約125円の為替レート(税込だと1ドルあたり約137円)が適用されることになる。従来の「Apple M1」搭載モデルも併売するが、これまで11万5280円だったスタート価格は13万4800円に引き上げられた(米国では999ドルに値下げ)。
既存モデルも値上げされている。例えば、MacBook Pro 14インチのスタート価格は、2021年10月の発表時で23万9800円だったが、7日からは27万4800円に。16インチは29万9800円から33万8800円に価格が変更されている。Mac Studioも「M1 Maxモデル」が24万9800円から、「M1 Ultra」モデルが49万9800円からだったが、それぞれ27万8800円、55万8800円に引き上げられた。
予告無しでの突然の値上げで、Appleファンには動揺の声が広がった。Twitterなどでは「円安怖い」「円安の影響受けすぎでしょ……」「先に買った人が優勝じゃん」「去年買ったMacBook Proが4万くらい値上がりしてる」といったコメントがあった一方で、値上げがまだ反映されていない、家電量販店などのECサイトで急きょ購入したという報告も幾つか見受けられた。
なお、iPhoneやiPadの価格は今のところ変更が見られないものの、どこかのタイミングで価格改定が入る可能性が高い。円安傾向が今後も続けば、例年秋ごろに発表される新型iPhoneの国内価格にも影響を及ぼしそうだ。
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