米Twitterの買収で合意したイーロン・マスク氏が、要求した情報をTwitterが提供しないのは契約違反だとして、買収を取りやめることもできると警告する書簡をTwitterに送った。
米証券取引委員会(SEC)に提出された6日付の書簡は、マスク氏の代理人を務める法律事務所がTwitterのビジャヤ・ガッデCLO(最高法律責任者)に宛てたもの。マスク氏は以前、独自調査ではTwitterアカウントの20%がフェイクあるいはスパムアカウントでTwitterの説明よりかなり多いため、正確な情報を提供するよう求めた。
同氏は5月にも買収手続きを一時停止するとツイートしたが、今回はSEC提出文書であり、より正式なものだ。
書簡によると「マスク氏はTwitterが合併契約に基づく義務の順守を拒否していると考えており」これは「明らかにTwitterの重大な契約違反であり、マスク氏は取引を完了しない権利および合併契約を終了する権利を含む、すべての権利を留保する」という。
Twitterはこれを受け、米CNBCなど複数のメディアに対し「Twitterは、マスク氏と情報を共有し、契約条件に従って取引を完了する予定だ。われわれはこの合意がすべての株主の最善の利益になると確信している。取引を完了し、合意された価格と条件で契約を締結する予定だ」という声明文を送った。
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