まず、性能の根本であるM2チップセットと、M1チップセットの差をベンチマークテストで見てみよう。
M1に対してM2は、CPUはシングルコアで約12%、マルチコアで約20%、そしてGPU性能では約50〜60%の性能向上をみている。約20%の価格差に対して、この性能差は順当以上といえるだろう。
特に、メディアエンジンや、ニューラルエンジンなどのカスタムチップの搭載により、グラフィックス周りの性能がさらに向上しているので、仕事の上で動画編集などにも携わる人にはメリットが大きいだろう。
ただし、本業としてビデオ編集をする人はM1 Pro/Maxを搭載したMacBook Pro 14/16インチや、Mac Studioを使用した方がいいのは言うまでもない。普段は一般的なビジネスに利用する、たまに自社のちょっとした動画編集も行う……というイメージの人にはM2 MacBook Airが適するだろう。
M2 MacBook Airのアドバンテージはそれだけではない。
まず、完全新設計のボディーにより、最大の厚みが約5mm薄く、重量も50g軽い。エッジ部分の処理が違うので、ともすればM2 MacBook Airの方が厚く見えるが、実際にはM2 MacBook Airの方がかなり薄い。
MagSafeポートが追加されたのも大きなアドバンテージだ。万が一ケーブルを引っかけるようなアクシデントがあった時にも、コネクター部分が外れるので安心。また、実質上利用できるポートがひとつ増えるので、ドライブからドライブへのファイルコピーなどがとても便利になる。
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