自動車や航空機の部品製造を手掛けるリケンは7月26日、ランサムウェアとみられる攻撃を受けたため、2023年3月期第1四半期の決算発表を延期すると報告した。財務会計システムなどが影響を受け、決算業務に支障が発生したとしている。
同社は17日深夜にランサムウェアを使った攻撃を受けた。被害拡大を防ぐためネットワークを遮断。専門機関や弁護士などとともに、影響を受けたサーバやファイルの特定、攻撃を受けた原因の調査と復旧作業を進めているが、被害が広範で対応に時間がかかるとしている。
攻撃による個人情報の漏えいは確認されていない。製品の製造には影響がなく、経営に大きな影響はないとしている。
決算発表日は復旧作業の進捗次第。確定次第速やかに公表するとしている。
医療業界を狙うランサムウェア攻撃、2倍近くに 身代金でデータが返ってきたのは2%のみ
サイバー攻撃、同じ企業が何度も被害に 「被害企業は簡単に食い物にできる餌食と見なされる」
バンナムHD、グループ会社に不正アクセス 「ハッカー集団によるランサムウェア攻撃」とNHK報道
「従業員情報が暗号化され、復号不能」 ランサムウェア「CryptXXX」攻撃受け カワムラグループCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR