米Meta傘下のInstagramのトップ、アダム・モッセリ氏は7月28日(現地時間)、TikTok化しないでという批判の高まりを受け、推進中のいくつかの取り組みを後退させると語った。ITジャーナリストのケイシー・ニュートン氏のメディアPlatformer Newsが同氏のインタビュー記事を公開した。
モッセリ氏は「新しいフィードのデザインにユーザーは不満を感じており、利用状況データはあまり良くない」と語った。フィードにフォローしている相手の投稿以外に「おすすめ」や「リール」を多く表示していることへの批判(「私は友達の素敵な写真を見たいだけ」)に対処するため、おすすめの数を「一時的に」減らすという。
「これまでフォローしていなかったものを発見するのは素晴らしいこと」のはずだが、ユーザーは「十分に喜んでいるとは思えないので、おすすめの割合を一歩後退させ、ランキングとおすすめの改善をする必要がある。そうすればまた成長できる」(モッセリ氏)
マーク・ザッカーバーグCEOは業績発表後の電話会見で、FacebookとInstagramのフィードに表示される「おすすめ」の割合(現在はFacebookで約15%、Instagarmではそれより高い割合)を、2023年末までに約30%に増やすと語った。
モッセリ氏はまた、自身の公式Twitterアカウントで、フォローしている人のコンテンツをもっと見たいというフィードバックは理解しているが、そうしたコンテンツをストーリーズやDMで共有するユーザーが増えていると説明した。「今後も友達からのコンテンツをフィードのトップに表示することを続けるが、フィード以外の場所の活用がベストな方法だ。見逃したくない相手をお気に入りに登録しておけば、そのコンテンツがフィードの上部に表示される」。
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