Model 3には、さまざまなアクティブセイフティー技術が搭載されています。運転中、ときどき発出するのが、正面衝突警告です。よそ見をしているわけではないのですが、減速が少し遅れると「ボーッとしてんじゃねよ」といった感じで、大きめな音でアラートが鳴ると同時に、スクリーンに表示された前方車両が赤くなります。ドキッとするので効果てきめんです。
減速しないでそのまま突っ込むと自動緊急ブレーキがかかるようですが、いくらなんでも、怖くて試すわけにはいきません。ちなみに、衝突回避警告の感度は、スクリーンから調整可能です。筆者は、安全マージンをとって、最大値に設定しているから、敏感に反応してよく鳴るのかもしれません。
あくまでも運転支援であるオートパイロットは、前方注意義務がドライバーに課せられ、終止ハンドルを握っておく必要があります。ただ、トルクセンサーで握りを感知しているので、ハンドルに手を添えているだけでは認識してくれないときもあり「ハンドルを回せ」などといったアラートが出て注意を促されます。
そのまま無視しているとどうなってしまうのか試してみました。アラートが出ても手を動かさないでいると、スクリーン上部で青ざめたような点滅が始まり、さらに無視していると15秒ほどで警告音が鳴りはじめます。そして、30秒ほどで車両がゆっくりと減速をはじめます。
後続車に迷惑がかかるといけないですし危険なので、すぐにオートパイロットを手動解除しましたが、それでも無視し続けると最終的には、完全に停止してしまいます。スバルのアイサイトXの場合、ドライバーに異常があったと判断して、徐々に減速してハザードランプやホーンで周囲に知らせ、停止後には全ドアのロックを解除するそうですが、Model 3にはそのような機能はないようです。
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