もう1つ楽しみだったのはマルチポイント接続。ペア設定した2台の母艦(イヤフォンの接続先のことです)の間で接続先を簡単に切り替えられるという機能です。マルチというので複数の母艦で切り替えられるのかと素人っぽく期待したのですが、2台まで。
先代の「Pixel Buds」は複数の母艦にペアリングしておくと、切り替えに母艦の数タップが必要で、場合によってはなぜか勝手に切り替わっちゃったりしていました。特に、本当はChromebookでGoogle Meetに参加したいのに、そばにあるPixel 6 Proにつながっちゃう、ということがありました。なので、母艦ごとに異なるイヤフォンをペアリングするという贅沢なことをしていました。
Proくんのマルチポイント接続を試すため、メインで使っている「Pixel 6 Pro」と、「Pixel 6a」、「iPhone 8」、Windows PC、Chromebookのいずれかの2台でProくんを接続して切り替えてみました。
Proくんの切り替えは簡単。どれかの母艦でマルチポイント接続を有効にして、もう1台の母艦とも接続したら、後は1台目の母艦で音の出るアプリ(YouTubeとかSpotifyとか)を再生し、2台目の母艦に切り替えたくなったら再生中のアプリを一時停止にして、次の母艦での音の再生を始めるだけ。これで切り替わります。タイムラグはあったりなかったり。何度も繰り返していたら、どっちからも音が出なくなっちゃった。接続し直したら治りました。
基本的には、上記の母艦のどの組み合わせでもスムーズに切り替えられました。下の画像は、ChromebookのYouTubeでフジロック鑑賞中に着信があったの図。
接続できなくなったり音が出なくなったりしたら、母艦のBluetooth接続を一旦オフにしてオンにすれば復活することが多いです。それでもだめならBluetooth設定で一度Proくんを削除してペアリングし直せば治ります。こういう不安定さは、Proくんだけでなく、多くの無線イヤフォンに共通の問題だと思います。
Pixelシリーズとならペアリングも「ファストペアリング」できるので、それほど面倒じゃないし。
マルチポイントでいちばん便利なシーンは、PCやChromebookでビデオ会議中にPixelに着信があると、接続先がPixelに切り替わってすぐに電話に出られることだと思います(実際にはまだ、そんなシーンを体験したことはないですが)。
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