こんにちは。以前にこの連載でシリコンバレーのApple本社Apple Park周辺にできたラーメン店を特集しましたが、有難いことに多くの方に興味を持っていただいたようです。世界をリードするAppleの本社キャンパス近隣にラーメン店が集まっていることが意外だったとか、日本の超人気ラーメン店の一風堂や阿夫利までがシリコンバレーに店舗を出していて驚いた、などのフィードバックをいただきました。
実はラーメンだけではないのです。まだまだいろいろな日本の有名外食チェーン店がクパチーノのApple Park周辺に集結しています。どんなお店があってどんな食事が楽しめるのか紹介していきたいと思います。
まずは牛丼の吉野家。これまでに多くの方が取り上げているので、クパチーノに吉野家があることをご存じの方もいるのではないでしょうか。Wikipediaによると吉野家は1973年に米国に進出し、今はカリフォルニアを中心にビジネスをしているそうです。クパチーノ店がいつオープンしたのか正確なところは分かりませんが、私の知る限りでは10年程前には既に店舗があったと思います。
場所はApple新本社(Apple Park)東入口から車で4分、旧本社(Infinite Loop)からは車で5分のところです。入り口には吉野家のシンボルカラーのオレンジの看板があり、吉野家に来たと期待が高まります。しかし、中に入ってみると、店舗の作りは日本の吉野家とは全く違います。店員が接客するために動きやすいように設計された例のカウンター席はありません。入り口で注文をして商品を受け取り、奥のテーブル席で食べるスタイルで、マクドナルドのような作りです。
表示されているメニューを見ると日本とは違っています。具は牛丼(Original Beef)以外にも照り焼きチキン、えび(Sweet Chili Shirimp)なども選べるようになっていますし、ベースの部分は白米以外に玄米や温野菜などが指定できます。サイズはレギュラーとラージに加えて、2種類の具が選べるコンボがあります。
ちょっとした違和感も覚えつつ、やはりいつもの牛丼が食べたいと思い「オリジナルビーフのレギュラーボール」と注文しました。私の英語が通じなかったようで「オレンジチキンか?」と聞き返されました。オレンジチキンと言えばパンダエクスプレス(アメリカで人気の中華系ファストフードチェーン)の人気メニューです。改めてメニューを眺めてみると、確かにオレンジチキンも選べます。パンダエクスプレスを意識したメニューになっているのかもしれません。
さてさて、しばらく待つと牛丼が出てきました。早速、紅しょうがと唐辛子を加えて食べてみると、なかなか美味しい牛丼です。日本の吉野家とは肉の感じも違いますし、味噌汁・お新香・生卵などの定番のサイドメニューがないので体験は異なりますが、アメリカで牛丼が恋しくなったらここに来るのも良さそうです。
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