古い一眼レフが趣のあるデジカメに 製品版になった「デジスワップ」の進化っぷり：荻窪圭のデジカメレビュープラス（2/5 ページ）

[荻窪圭，ITmedia]

スクリーンだけの状態にすると、こんな風に幕に逆さに写っているのが分かる。これをiPhoneで撮影するのだ

　だからまずスクリーンがフィルムの位置にくるよう位置決めをして、三脚穴を利用して固定する必要があり、そのために3つのパーツを組み合わせてネジ留めするわけだ。

三脚穴を使ってベースとなるパーツを装着し、そこにスクリーン部分をネジ留めする

　一番大事なのは投射スクリーンの位置決め。光軸にぴったりあわせる。青空など明るい所に向けてシャッターをバルブで開いて映してやるのがいいけど、一願レフの光学ファインダーって光軸上にあるので、それと中心を合わせてやるといい。

　スクリーンがフィルム面があるべき位置にきっちり収まるのも重要で、ずれると無限遠が出ない、ファインダーでピントを合わせても実際のフォーカス位置と合わない可能性がある。

新しい撮影モードだと画質がこれだけ違うのだった

　さて本体を組み上げたら、iPhoneをセットする。

　といってもiPhoneにケースがあったりなかったりケースが分厚かったり薄かったりすると微妙に位置がずれるので、デジスワップではデジスワップ向きのケースが同梱されることになった。

　日常使ってるケースでうまくハマらなかった場合は付属のケースを使うといい。

こんな風にiPhoneがうまく収まるケースが付いてくる（これはiPhone 13 Pro用）

　セットしてアプリを起動する。最初に、設定画面から「フォーカスのキャリブレーション」を行う。これ大事。投射スクリーンの位置にiPhoneのフォーカスをロックするわけだ。

最初に設定から「Focus Calibration」を行っておくこと

　そして撮影。