パナソニックは10月6日、壁掛けを前提とした55V型の4K有機ELテレビ「ウォールフィットテレビ」(型番はTH-55LW1/LW1L)を11月に発売すると発表した。販売価格は33万円前後から。
壁に細いピンを刺して固定する専用の壁掛け金具を開発。一般的な住宅に多く使われる石こうボードの壁でも補強工事なしで設置できるという。
金具は薄型で、設置時には金具がモニターに入り込む構造として厚さを抑えた。モニター本体もチューナーやスピーカーボックスを搭載しないことで約35mmに薄型化。別体のチューナーをワイヤレス接続し、音は画面そのものを振動させて出す仕組みになっている。モニター部の重量は約12.5kg。
パナソニックは「テレビの構造をゼロベースで見直すことで、有機ELテレビならではの薄型デザインを進化させた」としている。
これまではテレビを壁掛けにする際、壁の補強工事が必要になるケースが多く障壁になっていた。とくに石こうボードは耐火面やコスト面で優れるものの、もろくネジで金具を固定するのは難しかった。
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