米Microsoftは10月12日(現地時間)、OpenAIが開発する文章から画像を生成するAI「DALL・E 2」(β)採用の新Webアプリ「Microsoft Designer」とBingのツール「Image Creator」を発表した。
Designerは米国では同日からプレビュー版を利用できる(それ以外の地域ではウェイティングリストに登録可能)。Image Creatorは「一部の地域で」限定プレビューを開始する。
Designerは、SNS投稿のコンテンツやパンフレットなどのデザインを、Microsoftが提供するテンプレートを使って作成するアプリ。Microsoft AIとDALL・E 2モデルを使っており、テキストと画像を使ってコンテンツを作成できる。
プレビューは無料だが、一般提供時にはMicrosoft 365の一部になる。機能が限定された無料版も提供する計画だ。
Image CreatorもDALL・E 2を利用した画像生成ツール。使えるようになると、「Bing Imges」タブの「Image Creator」で表示される入力枠に短いテキストを入力することで画像を生成できる。
Image Creatorは無料で提供する計画だ。Microsoftは当然、悪用や誤用の可能性を警戒しており、アプリの展開には「慎重なアプローチ」を取るとしている。
OpenAI はモデルのトレーニングに使用されるデータセットから露骨な性的および暴力的なコンテンツを削除し、Microsoftはコンテンツポリシーに違反する画像の生成を制限するフィルターを展開している。
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