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限定色だったHHKBの「雪」が定番モデル化 いったい何が変わったのか 実機を先行レビュー(2/3 ページ)

» 2022年10月26日 15時30分 公開
[村上タクタITmedia]

限定モデルだった「雪」が定番モデルに その違いは?

 HHKBは、カラーとして「白」と呼ばれるベージュと、「墨」と呼ばれるダークグレーが存在する。「雪」は「白」よりも純白に近い白さ。当初25周年限定モデルとして企画された製品だった。

パッケージもシンプルな白色になっている。

 シンプルを極めた製品ということで、昨今のミニマリストや女性に大いに受け、21年に発売された英字配列1250台、日本語配列1250台は1カ月もせずに売り切れた。これを受けて、定番モデルとして「雪」を設定することになった。

 「雪」は最上位モデルであるHHKB Professional HYBRID Type-Sにのみ設定。「Classic」や「HYBRID」と異なり静音性に優れたキータイプが可能だ。そして、英語配列、日本語配列の2種類それぞれに、文字を刻印したものと、無刻印を用意する。キートップは英語配列6600円、日本語配列7590円で単体販売もする。

本体にもキートップにも何も印字されない「無刻印」の英字配列モデル。究極のシンプルな美しさがある

 21年の限定モデルとは多少仕様が異なり、キートップの印字位置を変更。中央に英字を小さく印字したシンプルなデザインとなっている。なお、限定モデルと同じく「かな」表記はない。

限定モデルの雪と同じく、日本語配列の「かな」表記が省略されている。また英字も中央に小さく印字されており、非常にシンプルな外見となっている

 また、限定モデルで省略されていた「HHKB Professional HYBRID Type-S」のロゴが復活。本体上部に印字されている。最上位モデルであることにプライドを持って使って欲しいということかもしれない。なお、無刻印モデルのみロゴなしとなっている。

25周年限定モデルと異なり製品ロゴが印字されている

 それに加え海外でも発売されるため、日本以外の国々では、まだブランド名/製品名のなじみが少ないという事情もあるようだ。

 販売は直営のオンラインショップであるPFUダイレクトのみとなるが、アシストオン、遊舎工房をはじめとした店舗で製品に触れることもできる。

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