北海道余市町が実施した、NFTを返礼品として受け取れるふるさと納税が盛況だ。10月21日午後6時から寄付受付を開始したところ、3分ほどで用意された222個の返礼品NFTすべてに寄付が集まった。
このNFTは、NFTによる地方創生を掲げるあるやうむ社(札幌市)と、ブロックチェーンゲーム「Crypto Ninja」のキャラクターのNFTコレクション「CryptoNinja Partners(CNP)」が余市町と連携して用意したもの。一点もののNFTを、1つ3万円で用意し、日本円で寄付を募った。NFTの絵柄には、CNPの人気キャラクターに、余市町の特産品であるワインや名所をモチーフとした背景を組み合わせた。
返礼品NFTの保有者特典として、余市町の人気ワイナリーが手掛けるワインが買える抽選権なども付与する。
Ethereumチェーンで発行し、NFT送付先のウォレットアドレスを入力することで受け取れる仕組み。発行から1年間は転売できない。
昨今、地域おこしの手段としてNFTに注目が集まっている。新潟県山古志村では2021年12月に錦鯉をテーマとした「Nishikigoi NFT」を、0.03ETH(約7000円)で1000点発行。人口800人の限界集落である山古志村にとって、貴重な財源となったという。このNFTはデジタル住民票を兼ねており、“デジタル住民”として村の活動に投票し参加できる仕組みだ。
NFTの“ガチャ”販売、業界5団体がガイドライン策定
「バブルの終焉!?」市場が動揺したテンセントNFT取引所の閉鎖<中国NFTマーケット事情・後編>
仮想通貨禁止する政府、位置づけはグレーゾーン<中国NFTマーケット事情・前編>
JR東がNFT発売 品川などの5駅の「駅名標」を3D化 1個1872円
Coincheck NFTがPolygonチェーンのNFTに対応
デジタル庁「Web3.0研究会」開催へ NFTなど推進に向け環境整備へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR