2021年10月、Facebookが社名を「Meta」に変更した。その変化に最も敏感に反応したのは、おそらく中国のIT・金融界隈だ。メタバースを手掛けると発表していた企業の株価が急騰し、企業が発行するNFT(非代替性トークン)は奪い合いとなった。
ただ、中国は「ブロックチェーン技術は推奨する」が、「仮想通貨は全面禁止」という矛盾する政策を導入しており、ブロックチェーン技術に基づくデジタル資産であるNFTの位置づけは非常にあいまいだ。
NFTバブルの始まりから1年が経ち、業界ルールを整備する動きが活発化する一方で、規制強化を懸念してビジネスを手じまう大手も出てきた。中国のNFTマーケットの現状を、全2回に分けて紹介したい。
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