イーロン・マスク氏が「Twitterの有料化」について検討中である──そんなうわさがTwitter上で話題になっている。うわさの元となったのは、“内部に詳しい関係者”からの情報を掲載した海外メディアだ。これが広まり、11月9日午後5時時点で「Twitter有料化」が日本のトレンド1位に入った。一方、それに続き2位には「mixi」が入った。
海外メディアのPlatformerは11月8日(現地時間)、「Musk discusses putting all of Twitter behind a paywall」(マスク氏がTwitterを全て有料化することを検討)という記事を掲載した。“内部に詳しい関係者”から聞いた話として、「マスク氏は、Twitterを一定時間利用すると、利用料が発生する仕組みの導入を検討している」と報じている。
この報道を基にした記事を一部国内メディアでも掲載したところ、記事が拡散された結果、「Twitter有料化」がトレンド1位に入った。Twitter上では「Twitterの衰退につながりそう」や「有料化した瞬間引退する」などの反対の声が上がっている他、「マスク氏が言ったわけではないから、全く信ぴょう性がない」など事実を疑う声なども見られている。
一方、Twitterが有料化した場合、移行先となるSNSは何になるか。そんな議論も一部ユーザーの間で発生しているようだ。中でも注目を集めているSNSが「mixi」だ。9日午後5時時点ではTwitter有料化に次ぐ、トレンド2位にランクインしている。
mixiは、スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」(iOS/Android)などを手掛けるMIXI社が運営する国産SNS。2004年からサービス開始しており、当初は入会済みユーザーからの招待がないと入れない“完全招待制”を採用していた。また、自分のプロフィールページを訪問したユーザーを知らせる“足あと機能”などがあるのも特徴だ。
Twitterのサービス開始以前からmixiは稼働してことから、かつてmixiを利用していたユーザーを中心に「Twitterが有料になればmixiに戻るしかないのか」などのツイートが相次いで投稿されていた。このため、今回のトレンド入りに至ったようだ。
ユーザーからは「mixiはコミュニティー機能が良すぎる」「mixiはもうIDとパスワード覚えてなくて入れない」「mixi掘り起こしたらまあまあ黒歴史の温床だった」「移行準備のためマイミク(mixi上で相互フォロー関係であること)整理でもするか」「Twitter有料化は、mixiの有料サービスみたいに文字装飾などで差別化すればいいのでは」などの意見が飛び交っていた。
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