メルカリが新たに投入したクレジットカード「メルカード」(記事参照)。最大の特徴は、メルカリ内での買い物で最大4%還元だということ。“最大”というのは、還元率がメルカリ・メルペイの利用状況に応じて変わるということだ。
早速メルカリアプリから申し込んだところ、4営業日後にはメルカードがポストに入っていた。「ポストに?」と思った人は鋭い。通常クレジットカードは、本人以外が受け取ることでの不正利用を防ぐため、本人限定郵便などで送付される。自宅に居なければ受け取れないので、これまで意外と受け取りは面倒だった。
メルカードがポスト投函で送付できるのは、カードの有効化に秘密がある。このメルカードはそのままでは利用できず、メルカリアプリの入ったスマホをカードにかざすと、NFC通信によって初めて有効化される仕組みだ。他人が不正にカードを入手しても、本人のスマホがなければ有効化できないので、郵送手段による本人確認がいらなくなる。
これまでもKyashなどフィンテック企業が発行するプリペイドカードでは、カードが普通郵便で送られてきた。カードとともに同封されているアクティベーションコードを、アプリに入力することで有効化できる仕組みだ。でも、メルカードの「タッチで有効化」は斬新だし、簡単だった。
さて、メルカードの最大の特徴である還元率である。何を隠そう、記者はかなりのメルカリヘビーユーザーで、これまでの取引件数は1000件を軽く超えている。当然、評価も「良い」が直近100件だ。売る方も買う方も相当な頻度であり、この媒体が「ITmedia NEWS」でなければ、「メルカリで高く売る方法」なんて記事を書きたいくらいだ。
メルペイのほうもそこそこ使っており、ドラッグストアなどではよく使う。後払いサービスである「メルペイスマート払い」だって、初期から愛用(?)している。記者よりメルカリ、メルペイを使っている人なんて、そうそういないだろうと自負していたので、当然還元率は4%だろうとたかを括っていた。
メルカードの利用限度額は最大50万円となっており、こちらも与信結果で変化する。これを確認したところ、満額回答の50万円。これで自信を深めた記者だったが、還元率を見て驚いた。
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