「iPhoneにタイヤを付けたようなクルマ」と表現されるTesla。この連載では、デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマをレポートします。
今回は、EVにまつわるエコ論争や近況報告など、TeslaやModel 3に関する幾つかの話題について触れます。「Teslaはエコなのか?」「12カ月点検」「スクリーン操作の是非」の3テーマです。
我が家にModel 3が納車され1年2カ月が経過しました。知人、友人から「電気自動車に乗ってるの?エコだね」と言われたことがあります。筆者としては、エコな生活を目指してModel 3を購入したという思いは、1ミクロンもありません。
本連載の「iPhoneにタイヤを付けたような『Tesla Model 3』を買ってしまった “人生最後のクルマ”になぜ選んだか」や「Teslaのワクワク感はなぜ伝わらないのか」でも話したように、他のクルマでは経験できない、異次元のユーザー体験にほれ込んで購入したというのが理由のほぼ全てです。
もちろん結果的にエコな生活につながれば、それはそれで誇らしいわけで、Model 3を選択してよかったという気持ちにはなります。ただ、世の中には「日本の電源構成を考えるとEVはエコじゃない」という意見も多数見受けられます。これは、EV否定派の金科玉条となっている節もあります。
しかし電源構成の話でいうと、Tesla専用の充電インフラ網である「スーパーチャージャー」では、2021年以降グローバルレベルで100%再生可能エネルギーによる電力供給を実現しています。また、筆者宅の電力は非化石証書100%構成で、実質的に再生可能エネルギーによる電気100%をうたっている小売り事業者のものです。自宅に太陽光パネルを設置していればさらに完璧なのかもしれませんが、そこまでの投資はできません。
筆者のこれまでの充電ポートフォリオを見ると、限りなく100%に近い割合で、スーパーチャージャーと自宅充電で占められています。「環境にやさしい電気でサスティナブルなクルマ生活を送っている」と言っても叱られることはないと思うのですがいかがでしょうか?
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