米Twitterのイーロン・マスクCEOは12月3日(現地時間)、「Appleが(Twitterでの)広告を完全に再開した」と語った。「#Twitter Files Live Coverage」と題するスペース(Twitterの音声チャットルーム機能)に参加しての発言だ。
このスペースは、前日にジャーナリストのマット・タイビ氏が連投ツイートで公開した「Twitter Files」に関するQ&Aを目的としたものだった。Twitter Filesは、タイビ氏がTwitterから入手したという社内メールなどに基づいて、過去のモデレーションの実態を“暴露”したものだ。
スペースではTwitter Filesの内容以外のことについても多数の質問があった。広告に関してマスク氏は「Appleは広告を完全に再開した。これはありがたいことだ。Appleはこれまでも、現在も、Twitter最大の広告主だ。広告を完全に再開してくれたAppleに感謝する」と語った。
さらに、多くの広告主がそれに続いて広告を再開すると思うとも語った。それでも広告は業界全体で減少しているため、別の収入源を持つのが不可欠であり、サブスクリプションサービスの収入は非常に重要だとも述べた。マスク氏はCEO就任後、「Twitter Blue」の料金を2.99ドルから7.99ドルに値上げしている。
マスク氏は11月28日、AppleがTwitterでの広告をほぼすべて停止し、Twitterアプリを公式アプリストアから削除すると脅しているなどとツイートした。30日にはApple本社でティム・クックCEOと会話し、「誤解は解消した」とツイートした。
マスク氏はスペースの冒頭で、自家用ジェット機に搭載したStarlink Aviation経由でスペースに参加していると、自分がCEOを務める米SpaceXのインターネット接続サービスについて、さりげなく宣伝した。
Twitter、イェ(カニエ・ウェスト)のアカウントを再凍結
TwitterのマスクCEO、AppleのクックCEOを訪問 「アプリ削除の誤解は解消した」とツイート
「AppleがTwitterをアプリストアで保留すると脅した」とマスクCEO
TwitterのマスクCEO、「民の声」により凍結アカウントの大量恩赦を開始するとツイートCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR