freeeは12月13日、インボイス制度に対応した請求書を作成できるサービス「freee請求書」の提供を始めた。これまでの請求書よりも記載内容が多いインボイス(適格請求書)に対応すると同時に、改正電子帳簿保存法への対策にもなるとしている。
freee請求書は、入力フォームに情報を入力するだけで適格請求書を発行できるクラウドサービス。利用料は無料。既存の請求書とは異なる適格請求書の税計算法にも対応した。作成した請求書はデータとして保存できる他、発注書の作成もできるため、デジタル化を進める改正電帳法にも同時に対応できる。
freee請求書には、テンプレートやフォーマットのカスタマイズ機能、項目のオートフィル機能、請求入金管理機能、「freee会計」との連携機能、請求書のメール送信機能などを備える。
無料提供する意図としてfreeeは、「(当社の)ミッションとして『スモールビジネスを世界の主役に』があり、スモールビジネスを活性化するために今回思い切った決断をした」としている。
インボイスを発行するには、2023年3月31日までに国税庁へインボイス発行事業者として登録する必要がある。freeeは登録書類作成サービス「インボイス登録申請ナビ」を提供している他、freee会計でも国税庁のシステムとの連携による登録番号確認機能を搭載するなど、インボイス制度への対応を進めている。
「インボイス中止を」 日本脚本家連盟など6団体が共同声明 「表現活動に大きく影響」
インボイスに著名クリエイターも危機感 「残酷な天使のテーゼ」及川眠子さん、「はじめの一歩」森川ジョージさんなど
インボイス制度、中小事業者の税負担和らげる激変緩和措置を検討
インボイスで漫画家の2割が廃業も? 危機感抱くエンタメ業界 声優・アニメ・演劇団体と共同記者会見Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR