京王電鉄は12月22日、find(東京都千代田区)が運営する忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を試験導入すると発表した。落とし物の問い合わせをLINEで行えるようになる。
落とし主は、findのLINE公式アカウントを友だち追加し、チャットやフォームで忘れ物の情報を入力する。情報を基にfindのサポートセンターがAIを活用して自動照合。見つかった場合は駅や「お忘れ物窓口」で落とし主に引き渡す。
実証実験は2023年2月1日から4月末まで、京王線と井の頭線の全69駅を対象に行う。京王電鉄は「係員の業務削減が可能で、さらに落とし主であるお客様の満足度が向上すると判断した」としている。
京王電鉄はこれまで、落とし主からの問い合わせを電話と各駅の窓口、「お忘れ物取扱所」で受け付けていた。しかし「情報確認から照合に多大な時間がかかる」という課題を抱えていたという。
忘れ物検索サービスを提供するfindは21年12月設立のAIベンチャーで、落とし物クラウドfindの事業化と付随サービスの開発、運営を進めている。
駅の“券売機”でモバイルバッテリー貸し出し 京王が初導入
「テレワーク中にUSBメモリや書類なくした」経験者は52.2% 会社に報告した割合は? MAMORIO調査
「AirTag」競合のTile、約235億円で買収される 家族見守りサービスのLife360に
冬のテレワーク、ワークマンの「ポンチョ」を買ったら膝掛けがいらなくなった
エアコンの暖房、設定1℃上げると消費電力は○%増えるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR