「遊んで稼ぐ」は実現可能か? コロプラ創業者が挑む、持続可能なブロックチェーンゲームとは(1/4 ページ)
「遊ぶだけで稼げる」とうたうゲームが注目を浴びている。ブロックチェーンを使ったNFTゲームの数々だ。
モンスターのNFTを購入し、バトルなどでトークンを稼ぐ「Axie infinity」、靴のNFTを買い、現実世界で歩くと稼げる「STEPN」などが代表例。「Play to Earn」などと呼ばれ、次々に新しいタイトルが出ている。
ソーシャルゲーム大手のコロプラも、子会社「Brilliantcrypto」を通じてブロックチェーンゲームに参入する予定だ……が、「Play to Earnは破綻している」と、コロプラ創業会長の馬場功淳氏(Brilliantcrypto代表)は言う。
実際、Axie infinityもSTEPNも、トークン相場がピークの半値以下まで崩れている。ユーザーが減るとトークンのニーズが減少し、相場が下がるのだ。
このため、初期から遊んでいた人は稼げても、後から来た人が損をしてしまう。そのためブロックチェーンゲームは、「持続可能性が低い」「ポンジ的だ」(ポンジ・スキーム:投資詐欺の一種)などと批判されがちだ。
馬場氏はそういったゲーム構造を理解し、強く批判しつつも、参入を決めた。“ポンジ的”ではない、「持続可能なPlay to Earn」の仕組みを考えついたからだという。
「ゲームで稼ぐという要素は、ほぼすべてのゲームに、薄く、広く入っていくのでは」。馬場氏はこう展望する。
既存のブロックチェーンゲームは“詐欺的”?
――遊ぶだけで稼げる「Play to Earn」をうたうブロックチェーンゲームがブームになっていますが、“ポンジ的”だと批判する向きもあります。
「Play to Earn」「Play and Earn」は、理論上破綻しています。ポンジ的とも言えます。ポンジ“的”なのであって、詐欺そのものではないですよ。ブロックチェーンゲームは仕組みを明言して運営されているので、ユーザーを騙しているわけではない。
公には「サステナビリティがない」と言うんですけど。ゲームをプレイしたらお金がもらえる……単純に考えて「なんで?」ですよね。
トークンの相場は、買いと売りを拮抗させれば維持でき、売り優勢だと下がります。現状のブロックチェーンゲームは、ユーザーの伸びが落ちた瞬間に必ず相場が下がる。初期に参入した人は儲かるけれど、後から入った人は損をする。
ゲームクリエーターは普通、最後まで遊んでもらいたいし、新しく来た人にもできれば楽しく遊んでほしいと思う。そうでないゲームは作る気にならないんです。後から来た人が楽しめないと分かってて作るゲームは、僕は本当にダメだと思っていて。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ダークチョコ(カカオ85%)を毎日3週間食べる→ネガティブ感情が減少 70%では変化なし 韓国での研究結果
-
2
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
3
開成の鉄研、寝台特急「サンライズ」での迷惑行為を謝罪 大声やラウンジ占拠など……旅行活動停止
-
4
「三省堂書店池袋本店」閉店へ 11年の歴史に幕、惜しむ声続々
-
5
RIZAP社員、私用AIに顧客の個人情報入力 氏名や疾患、保険証番号など……同社が謝罪
-
6
ELYZAの「業務AIアプリをAIで作成」特許、「新規性ない」と批判殺到→謝罪後も収まらず
-
7
新宿駅に「ごみ箱ロボット」出現 改札内を自動巡回 JR東が実証実験
-
8
OpenAIのAIエージェント、休眠サイトを掲示板化してタスク回答を共有か 研究団体が報告書公開
-
9
「RSA-260」ついに解けた Xに“130ケタの数字”投稿、世界が注目 マスク氏「文字数増やしてよかった」
-
10
SEGAそっくりのロゴで「MAGA」――トランプ政権公開のWebゲームが物議 移民送還などを題材に 【追記あり】
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR