ここ数日、「AIアバター」がSNSで話題になっている。写真アプリ「SNOW」の新機能だ。
自分の顔写真を10〜20枚アップロードすると、AIが特徴を学習し、50枚以上のアバター画像(顔のイラスト)を生成してくれる有料のサービス。
芸能人が試して結果を次々にSNSに投稿し、「似ている」などと話題になり、一般ユーザーでも試す人が増えている。
ただ芸能人は、メイクを仕上げた写真を学習させ、生成されたイラストから何を見せるかも選んでいるはず。一般人がノーメイクに近い写真で試す場合とは、異なるアウトプットが出るのではないだろうか。
そう考えた記者(中年女性)が、自分の適当な写真でAIアバターを試したリアルなレポートをお届けする。
AIアバターを始めるには、SNOWアプリをインストールし、起動して「AIアバター」メニューを選び、10〜20枚の顔写真をアップロードするだけ……だが、一般の中年には高いハードルがある。10枚以上の自分の顔写真を集めるのが困難なのだ。
芸能人や10代、20代なら、自分の顔写真をたくさん撮っているのかもしれないが、40代一般人の筆者のスマホには、自分の顔写真などほとんどない。詰んだ……。
古い写真を含めて探すしかない。Googleフォトの顔検索機能を使って、自分の顔を一覧表示し、3年前まで遡ってようやく、十枚ダウンロードできた。まともな写真は少なく、家の中で子どもに撮られた、背景が家具などでぐちゃぐちゃになっている写真などが多く含まれているが、仕方ない。
写真をSNOWにアップロードし、性別を選んだ後、「AIアバター50/100/240」の3プランから1つ選ぶ。数字がそれぞれ生成されるアバターの枚数。料金は480円/650円/1100円だ(iOSの場合)。
サービス名 | 画風の種類 | 画風ごとの枚数 | 合計枚数 | 料金 |
---|---|---|---|---|
AIアバター50 | 5種類 | 10枚 | 50枚 | 480円 |
AIアバター100 | 10種類 | 10枚 | 100枚 | 650円 |
AIアバター240 | 10種類 | 24枚 | 240枚 | 1100円 |
480円からという価格設定は想像より高額で一瞬ひるんだが、思い切って課金した。といっても最安プランだが。
決済からアバター生成まで20分かかると表示され、ちょうど20分ほど待ったところで、アバターが完成したとの通知が来た。完成品を見て驚いた。自分で見ても、似ていると感じたからだ。
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